医療現場で働く異なる価値観の人達

医療現場は、医師や看護師だけで成り立っているわけではなく、薬剤師や理学療法士、作業療法士、栄養士などのコメディカルと呼ばれる職種の人達から、事務や清掃スタッフ、警備員などの職種の人達まで、様々な人達が働いて、成り立っています。医療従事者から医療従事者ではない人達まで、多種多様な職種の人達が働いていますが、そのひとりひとりが皆、医療現場の経営や維持に欠かせない人達であり、仕事の違いはあれど、職種に上下の差はありません。医師はもちろん、清掃スタッフや警備員も重要な職種のひとつです。看護師として、医療現場に従事するのであれば、それぞれのスタッフに同じように敬意を払うことが重要であり、対応に差をつけるようなことはあってはなりません。医療従事者だけで医療現場が成り立っているわけではないことをきちんと理解することが大切なのです。

また、多くの人達が集まれば集まるほど、様々な価値観の人達が存在しています。自分とは異なる、多様な価値観が存在しているということを理解することが重要です。看護師という仕事上、多くのスタッフや患者と接することが多くなりますから、その分、多様な価値観を持つ人達とも接する機会が増えるでしょう。例え自分とは合わない価値観を持っている人であっても、否定せずに許容することが重要です。患者に対してだけではなく、周囲のスタッフに対しても、ひとりひとりを尊重するように心掛けることが大切です。